モ「ケヘチョマ」カケォヒセ,ハョエイゥイハケォヒセ

RT-Movers 世界4位!!

4th place in the Wheelchair Race in Cybathlon 2016!

 第1回サイバスロン(スイス開催,2016年)において和歌山大学RT-Moversは,パワード車いす部門において決勝に進出し,世界4位となりました.

Fig.1 Goal in the final!
(ETH Zurich/Alessandro Della Bella)
Fig.2 Score of each task
Fig.2 Diploma

大会結果

パワード車いす部門予選

予選第3組に和歌山大学RT-Movers 出走
和歌山大学RT-Movers は、全タスククリア(ポイント660 点)タイムは319 秒
第3組4チーム中2位。全タスククリアは2チーム
※ 上記予選を勝ち抜き,決勝に進出

           Table1. Qualification race result

パワード車いす部門決勝

和歌山大学RT-Moversは,全タスククリア(ポイント660 点)タイムは312 秒

(結果)
第1位(金メダル):スイスチーム ポイント660点,タイムは214秒
第2位(銀メダル):香港チーム ポイント660点,タイムは219秒
第3位(銅メダル):スロベニアチーム ポイント660点,タイム267 秒
第4位:日本チームRT-Movers(和歌山大学)ポイント660点,タイム312 秒

             Table2. Final race result
Fig.3 Climbing down the stairs(Pilot: Tomoya Ito)
(ETH Zurich/Alessandro Della Bella)

サイバスロンをおえて by Nakajima

 障害者が実際に操縦して日常生活でありえるようなシーンを競い合うというサイバスロンは本当に意義深い大会でした.通常,第1回目のロボットの大会というのは見ていても「動かない」,「つまらない」というような場合が多いのですが,サイバスロンは見ていて興奮もし,また,感動もしました.会場の臨場感を書き表すのはとても難しいほどです.今後もよい方向に発展してほしいと強く思います.

 我々の機体のコンセプトが「乗り心地,安心・安全性,自律性」である一方,「荒くても速さにこだわったマニュアル操作マシン」が多かったです,そのような中においても,タスクをすべてクリアし,スピード勝負となった世界で4位になれたということはうれしいことでした.日本のロボティクス技術のレベルと完成度の高さを世界は感じたはずです.もちろん,メダルに届かなかったのは素直に残念です.

 日本から出場した3チーム4種目の中では,和歌山大学チームのみ決勝に進出できました.皆様からいただいたご支援により,大会に向けた取り組みをしっかりと進めたことができたからだと思います.

 今回の大会を通じて,技術の社会へのあり方,研究開発の方向性,意義など改めて考えさせられ,また,決意を新たにすることができました.新しい研究アイディアもすでに頭を駆け巡っています.皆様そして社会へ成果を還元できるように,今後も研究開発を進めていきますので,より一層のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます.

詳細報告はこちらをご覧ください!(Click here)

Final race movie by SRF

Fig.4 Race field

Fig.5 Team RT-Movers

Fig.6 Shuro Nakajima(Team leader, left) and Tomoya Ito(Pilot, right)

Final race movie of RT-Mover PType WA

Comparison between PType WA and others

*本サイトは cybathlon web site から一部の画像,動画を転載しています
Source of some pictures: cybathlon web site