川口 知洋　さん

勤務先 和歌山市 まちづくり局 都市計画部 開発指導課 審査班 川口知洋さん
Q. 現在携わっている仕事の内容について教えてください
A.

和歌山市内における開発許可が必要な開発行為（農地や畑を宅地に転用する行為、分譲住宅等の造成行為）に対して、審査、許可及び検査の仕事を行っています。

審査業務の具体的な内容としましては道路施設や排水施設、擁壁等に対して都市計画法や技術基準に適合しているか審査しています。

難しい仕事ですが、様々な分野を勉強できること、和歌山市の都市計画について考えることができること、等やりがいのある、おもしろい仕事です。
Q. 授業や卒業研究など、大学（大学院含む）で学んだことが、今の仕事にどのように活かされているか教えてください
A.

現在の業務において、道路や擁壁、排水施設の審査を行う上で、構造計算や水理学など、大学で学んだ事が活かされています。（もっと勉強しておけばよかったです。）
Q. これまで関わってきた仕事の中で印象に残っていることがあればお聞かせください
A.

私は、和歌山市役所に勤めてから、現在の部署で３つめになりますが、どこの部署でも、「もっとあの時ああしておけばよかった」とか「もっと事前に準備しておくべきだった」という後悔ばかりです。

市民の方々には、行政の仕事は、やって当たり前と思われているので、怒られる事は多いですが、中々誉めてもらえる事は少ないです。

それでも、市民の方から「ありがとう」や「ご苦労様」と言われた時は、この仕事をしてきてよかったと思います。
Q. 現在の勤務先に就職して「大学時代にやっておいたら良かった」と思うことはありますか
A.

働き出してから、なかなかまとまった時間を作ることが難しいので、海外旅行等、もっと色々な経験をしておけばよかったです。
Q. 現在環境システム学科で学んでいる後輩やこれから環境システム学科を受験しようと思っている受験生に向けてアドバイスをお願いします
A.

勉強にスポーツに遊びに、学生時代でしかできない経験が色々あると思います。悔いのない学生生活を送ってください。

また、将来の目標についても、「将来、何になりたい」と考えるのではなく、「将来、何になってどんな事をして活躍したい」と具体的なビジョンをもち、それに向かって突き進んでください。

※2010年7月7日現在の調査に基づいて記載しています。