12/20(水)16時30分~開催!~講演会「光と色の処方箋」 写真家 相原正明が見る、スマートフォン時代の写真のあり方
公開日 2017年12月12日
この度、本学部 木川剛志研究室の学生が主催する講演会を、下記の通り開催いたします。(H29年度教育改革推進事業:学生たちが企画運営するディスカッションテーマを設定した一連の討論会事業の一環)
多くの皆さまのご来場をお待ちしています。
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日時
2017年12月20日(水)16時30分~18時30分(予定)
会場
和歌山大学観光学部棟 T-101教室
講演タイトル
「光と色の処方箋」
写真家 相原正明が見る、スマートフォン時代の写真のあり方
企画概要
2015、2016年度と和歌山大学でご講演いただいた相原正明先生。機材やテクニックよりも手前にある、写真を撮るということや写真?被写体との向き合い方、また、それを取り巻く環境についてのご講演は、大学生にとって興味深いものでした。
さて、今年のユーキャン新語?流行語大賞に、「インスタ映え」が選ばれました。写真を撮るという行為はカメラを持っている人の特権ではなくなり、私たちは日々の生活のいたるところで、写真を撮影しています。また、SNS上で自身の撮影した写真を公開することも、今や当たり前となりました。
中でも最もメジャーな写真共有SNS?Instagramのユーザーは、国内で2000万人を超えています。おしゃれなスイーツ、カラフルなファッション、イベント会場での自撮り…それらの写真に「いいね」を多く獲得することが、ユーザーの間で一種のステータスともなっています。
さらに、ガイドブックで「フォトジェニックツアー」と銘打ったモデルコースが設定されていたり、誰もが同じ構図で撮影ができる「記念写真スポット」に看板が立てられるなど、観光の分野においてもその動向に注目すべき状況となっています。
では、獲得した「いいね」の数が多いものが、よい写真なのでしょうか。彩度とコントラストを極端にキツくし、あくまで液晶画面を通してしか見られない写真たち。光を捉え、色を描く。フィルムからデジタルへとカメラが移り変わっても、時代や流行とともに人々の感性が移り変わっても、変わらないもの。それは、やはり「写真」です。「インスタ映え」が流行語となり、身の回りに写真が溢れかえる今こそ、「写真」とはどうあるものかを、今一度考えてみてもよいのではないでしょうか。
眩い光と鮮やかな色に冒されたスマホ世代へ、相原先生からの処方箋をいただきます。
※講演に加えて、参加者との質問やディスカッションも交えていく予定です。
講師
主催
和歌山大学観光学部 木川剛志研究室