研究紹介?紹介ビデオ
データエンジニアリンググループ
世の中の幅広い分野のデータを、データベースを用いて有効活用する研究を行っています。
これまで、医療分野では看護?治療活動をサポートするシステム、人文分野では仏典のデジタルアーカイブ化、バイオ分野では遺伝子やタンパク質の機能推定を支援するシステムを手がけてきました。研究にあたっては、データベースシステム設計技術、データマイニング技術などを学び、これを応用して、社会活動を効率化する実用的な情報システムの構築に取り組みます。
情報理論研究グループ
情報通信の数学的な基礎理論である「情報理論」の研究を行っています。現在特に興味を持って取り組んでいるテーマは、多数の送受信者による通信問題です。例えば、多数のセンサーが観測したデータを解析センターに送信する際、観測データの類似性などを上手に利用すると、通信するべきデータ量を削減して通信を効率化できます。このような通信問題の限界や、その限界を達成する手法について研究しています。
情報ネットワークグループ
インターネットが普及した現在、世界中のコンピュータがネットワークでつながっています。情報ネットワークグループでは、コンピュータとコンピュータをどのようにつないで通信させるか、また、つながったコンピュータ同士が相互に情報交換し、協力しあうことで実現できる、次世代のサービスについて研究しています。
ソフトウェアエンジニアリンググループ
ソフトウェア開発の生産性と品質を向上させるための技術について研究を行っています。特に、本研究グループでは、近年のシステム開発において活用されるオープンソースソフトウェア(OSS) を対象として、「不具合修正プロセスの分析」、「不具合修正時間の予測」、「OSSコミュニティの成熟度計測」など、OSS開発を見える化するためのリポジトリマイニング技術(ソフトウェア工学データに対するデータマイニング手法)について、国内外の研究者/実務者と共同で研究を進めています。
Webマイニング研究グループ
Web空間の中の情報や構造、人間の行動を分析して有用な情報を抽出することで、情報探 索行動の効率化に役立てるための研究を行っています。本研究グループでは、特にTwitterやブログなどのソーシャルメディアにおける情報伝播現象に注目し、ソーシャルネットワークの情報伝播のネットワーク分析?時系列分析、情報伝播モデル、情報信頼性判定などの研究を行っています。さらに、東日本大震災時でソーシャルメディアが果たした役割を明らかにすることで、将来的な災害情報支援に役立てる研究もおこなっています。
無線ネットワーク研究グループ
無線ネットワークは、ワイヤの束縛から解放する通信インフラとして役割を果たすとともに、みなさんのライフスタイルにも大きな変革をもたらしてきました。超スマート社会実現のためには、様々な分野において無線通信技術の導入が必要とされています。しかし、限られた周波数資源の下での情報伝送であることから、無線通信システムに対して、低信頼(途切れる、つながらない、遅い)、危険(セキュリティの脆弱性)など様々な問題が指摘されてきました。本研究グループでは、これら無線による情報伝送が抱える問題の解決を目的として、物理層や媒体アクセス制御層など、通信システムの階層構造における下位層の観点から、安全?安心?高信頼な無線通信方式/無線ネットワークの構築を目指した教育と研究を担当しています。
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