熊野街道(古道)は、摂津国渡辺津(窪津:国府津?高津?楼津ともいう。大阪市中央区天満橋付近)を起点に熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)への参詣に利用された街道の総称である。
本プロジェクトは、古き良き地域文化を継承しつつ、新たな熊野街道(古道)の価値を見出すことで、地域文化の継承と、地域経済の活性化に繋げていこうとするものでである。
担当教員
小川 雅則(紀伊半島価値共創基幹)
吉村 旭輝(紀州経済史文化史研究所)
プロガノ?リカルド?ニコラス(国際観光学研究センター)
共創相手
株式会社日本ユニスト
合同会社旋律デザイン研究所
プロジェクト概要
プロジェクトの具体的な調査研究は次の3点である。
1.熊野街道(古道)沿いにかつてあった、王子を調査し、新しい宿場町をルート上に形成し、「紀伊路」~「中辺路」間を歩き通せるモデルコースを開発する。
2.熊野街道(街道)を歩いた巡礼者が、かつて食べていた地域の「食文化」を調査し、歴史?文化に基づき新たな「熊野街道(古道)めし」を開発する。
3.街道(古道)沿いの各地域の伝統芸能、祭、文化を調査し、新たな体験プログラムを開発する。
2022年度は、主に熊野街道(古道)の祭礼調査、現地調査、アンケート調査、比較調査と基礎的なデータ収集に努めた。
2023年度以降は、今年度の成果をもとに、モデルコースの開発、熊野街道(古道)めしの開発、体験プログラムの開発に繋げる。