【開催レポート】第5回ワダイノLIVE「災害にまつわる情報の取得とコミュニティ防災」
公開日 2024年12月24日
第5回ワダイノLIVE「災害にまつわる情報の取得とコミュニティ防災」を下記のように開催しました。
話題提供|三田村 宗樹(ミタムラ ムネキ)大阪公立大学 名誉教授
開催日時|2024年12月18日(水)19時?20時30分
開催方法|南海浪切ホール 多目的ホール ①対面参加、②オンライン同時配信(ハイブリッド開催)
参加者数|オンライン参加者 32名 会場参加者27名 合計59名
講演内容|入手可能な災害に関連する地図について、コミュニティー防災人材として、手軽に知識や実践的な手法を学べる手段MUSUBOUについてなど、紹介していただきました。
知識編では、親子、学校、企業、災害ボランティアなど、いろいろな視点からのE-ラーニング教材が提供されていて、自分に合ったものを選んで学習できるとのことです。ぜひ、ご活用ください。
参加された皆さんからは、
「自治体まかせにしないこと、日頃の心がけ、人材育成の大切さを学ぶことができました。」
「手軽に防災を学べるeラーニングMUSUBOUは対象者別に入り口が異なるコンテンツがあり、利用したくなる仕組みだと思いました。」
「どこから手をつけたらよいかもわかりやすく教えていただき、実践に繋がる、非常にためになるお話しでした。」
「2019年に、台風水災害に遭った友人と、災害体験談やボランティア活動の紹介、防災を身近に感じられるようなイベントを開催したりしています。なかなか地域を巻き込むことができずにいますが、今日のお話を参考にして、またできることを考えていきたいと思います!」
といった、感想をいただきました。
三田村先生からLIVEでの講演後、下記のようにコメントをいただいていますので、ご紹介します。
講演を終えての感想
堺市?岸和田市周辺の地域の方が対面で参加されていたようで,講演内容には興味を持っていただけたようである. 講演後の質問や問い合わせを受ける中で,都市科学?防災研究センターでこれまで取り組んできたコミュニティ防災人材育成への参加要望も聞かれ,今後の取り組み拡大へつながる機会ともなった.
参加者の質問への回答
質問:コミュニティ防災プラットフォーム内でどうしてグーグルアカウントを必須にしたのでしょうか。登録がない方がたくさんの人が見られる気がしますが、何か意図がありますか?
回答:eラーニングのプラットフォームのMUSUBOUは,Moodleとよばれるeラーニングシステムで設定しています.システム上,利用者の個別登録が必要です.googleアカウント以外でもeメールアドレスや氏名などの情報があれば,MUSUBOU管理者からマニュアルで登録可能ですが,登録を自動化するために,googleアカウントを活用する方法がありそれに沿って,設定しました.
質問:行政地域を超えた共通活動が進まないのは何故でしょうか。ハザードマップでも市域?区域のみ、境界地で分断されています。
回答:多くの防災活動が,行政任せ?自治会任せになっているからです.予算も,行政側の支援に頼っているのも実情です.しかし,地域によっては自己資金獲得のためNPO法人を立ち上げ防災資材の充実を図ったり,地域外との連携を深めたりされている団体もたくさんあります.例えば,防災国体と呼ばれるイベントが年1回開かれますが,多様な団体が,工夫を凝らして活動されている様子をアピールされ連携を深める機会を探っておられます.
以上