和歌山大学教育学部 附属校?公立学校との連携事業成果報告会を開催
公開日 2015年03月05日
平成26年度附属校?公立学校等と和歌山大学教育学部の連携事業の成果報告会が,去る2月21日(土)に学校,大学,教育委員会関係者や学生,院生ら合わせて180人近い参加のもとに和歌山大学で開催された。
この事業は,教育学部と和歌山県教育委員会の連携協議会を基礎に,和歌山市,大阪府岸和田市,岬町などの教育委員会並びに数多くの学校との共同研究を「実践的地域共育推進事業」として推進しているもので,附属学校との共同研究も含めて年に1回この時期に成果報告会を開催している。
会では,島村和歌山大学理事,永井学部長,田村和歌山県教育委員会学校教育局長の挨拶の後,第1部として「連携?協働のこれまでと未来」と題した連続講演が行われた。その中で,川本和歌山大学教授は連携事業の歴史を簡単に振り返り,教職大学院につながる「実践と理論の架け橋」となってきたことを,学び続けることの大切さとともに説明した。貴志和歌山市立四箇郷北小学校長は,連携による「初任研高度化モデル事業」が初任者の成長だけでなく学校全体の活性化につながるなどの成果を示し,SSJと呼ばれる科学教育の試みも子どもたちに大変意欲を喚起したと紹介した。
第2部では,①国語教育?社会科教育,②算数?数学教育?理科教育,③体育科教育,④音楽教育,⑤図工?美術教育,⑥家庭科教育,⑦特別支援教育,⑧発達支援?心理臨床,⑨授業づくり?協同学習,という九つの分科会に分かれて,55の共同研究チームの発表が行われた。具体的な資料やプレゼンなどによる熱心なレポートが続き,予定時刻を過ぎる分科会も相次ぐなど,活発な討論が繰り広げられた。
全体会の様子
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