連続講義「ポスト3.11の思考と前進」(第9回)を開催
公開日 2015年01月16日
平成27年1月16日、連続講義「ポスト3.11の思考と前進」第9回“災害時のラジオの役割とは”を本学産学連携?研究支援センター棟1階多目的研究室において開催しました。
初めに、和歌山放送のお二方、新宮支局パーソナリティ 引本孝之氏と報道制作部副部長 堤圭一氏より、ラジオの良さや災害を通して明らかになった問題点などについて講義を進めてくださいました。引本氏はラジオを通して生き残る生き延びるための情報の提供、生き残った人々に生きる希望を与えることが大切だ、情報は正確さが必要であり裏をとる難しさがある、と熱心にお話くださり、堤氏は若者にも聴いてもらう、そして、ラジオを聴く習慣を身につけてもらう取り組みについてお話しいただきました。
続いて、エフエム和歌山(バナナFM)理事長 山口昭昌氏より放送局としての災害への備え、二次災害を防ぐための取り組みについてお話しいただきました。コミュニティを大切にしリスナーと1対1で話すつもりの放送に心がけている、また、安否確認や災害時の情報提供のためのメールを届ける災害ネットワーク(毎月1日に確認メール)、地震や津波の緊急速報が流れる緊急告知ラジオ(緊急時は自動に電源が入る?防災ラジオが立ち上がる確認も含め毎日17時に放送が入る)についてご紹介いただきました。
緊急時の情報収集をするラジオだけではなく、普段から聴いておきたいと思い、震災に備えることについて一層考えを深める機会となりました。
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