2.5億画素-19K超高解像度カメラを用いた高精細大画面映像表現
公開日 2021年04月02日
国際観光学研究センター(CTR)の小川勝久客員フェロー(大阪芸授大学 写真学科 客員教授)による共著論文(動画付き)が「映像情報メディア学会誌」に掲載されました。
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著書タイトル
2.5億画素-19K超高解像度カメラを用いた高精細大画面映像表現
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著者
小川 勝久, 立命館大学大学院 情報理工学科/キヤノン株式会社 R&D本部
森 健太朗, キヤノン株式会社 イメージコミュニケーション事業本部
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書誌事項
映像情報メディア学会誌
2021年3月号(Vol.75 No.2)p. 305-314
DOI: https://doi.org/10.3169/itej.75.305
https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej/75/2/75_305/_article/-char/ja
映像情報メディア学会誌 https://www.ite.or.jp/content/journal/
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要旨
近年,解像度12K以上の高精細大画面映像視聴環境が整い,映像制作の現場では8K解像度以上の超高解像度映像撮影?制作のニーズが存在する.本論文では,カメラ1台で,高精細大画面映像撮影可能な19K超高解像度カメラレコーダを提案する.撮像素子に,2.5億画素CMOSイメージセンサを使用,本センサ解像限界の空間周波数333[lp/mm]で,被写体コントラストを再現する超高解像度広角レンズを開発した.「タイムラプス」と「秒5コマ連写」モードで撮影した19K13K-RAW非圧縮連番画像から仮想カメラワーク手法を用いて12K2K映像を制作し,試写評価を行った.画質劣化のないズーム,パン,ティルト効果を加えた臨場感の高い高精細大画面映像が,本カメラ撮影映像から制作できることを,12K2Kマルチディスプレイ?高精細ワイド画面で確認した.
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キーワード
高解像度イメージセンサ, 高解像度レンズ, 高精細大画面, 臨場感映像, 高精細映像表現, 仮想カメラワーク
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*本研究成果の高精細映像は、本論文の電子付録(プレビュー動画)として、以下のURLにおいてWeb公開されています。
電子付録(プレビュー動画)視聴URL:https://www.youtube.com/watch?v=uz2dc_PZJlI
本動画エンディングシーンの高野山?丹生都比売神社の映像は、本学観光学部 尾久土正己教授が撮影協力しています。